看護師として多くのお宅に訪問する中で、ペットちゃんに関する多くの質問を受ける機会がありました。
そういった質問に答えることができるように、多くの書籍を読んだり、知り合いの獣医さんの話を実際に聞くことで知識・経験を深めてきました。
one’s LIFEでは私がこれまで培ってきた知識・経験を元に、ペットちゃんが少しでも幸せに暮らすことができるための情報をご紹介していきます。
歯磨きは、歯周病の予防や口臭予防にとても大切な習慣です。
とはいえ子犬の頃から歯を磨く習慣がないと、歯磨きを習慣化するのには大変な時間が必要になります。
その間に利用して欲しいのが「お口ケアサプリ」です。
お口ケアサプリにはさまざまななものがありますが、今回はその中でもとくにオススメな3つのお口ケアサプリをご紹介します。
「このこのふりかけ 」
粉末状のお口ケアサプリで、いつものフードにかけるだけで簡単にお口ケアができます。
「ドクターワンデル」
ジェルタイプのお口ケアサプリで、5つの有効成分が歯肉に長く触れるように、ジェルの粘度を高くしてあります。
「ラブリービー」
1包使い切りのお口ケアサプリで、虫歯になりづらいヒトの口の中で発見されたブリスK12が配合されています。
目次
犬の歯磨き【犬は歯周病になりやすい】
愛犬の口の中には、歯周病の原因となる菌が多く存在するため、歯周病になりやすいと言えます。
実際、7〜8歳のワンチャンの80%以上が歯周病にかかっているんです。
このようなことから、愛犬のお口ケアはとても重要な習慣になります。
犬の歯磨き【いつからはじめる?】
犬の歯磨きは、生後3ヶ月以降のなるべく早い段階からはじめたほうがいいです。
たしかに犬の場合は、生後4〜6ヶ月の間に乳歯がすべて抜けて永久歯に生え変わるため、そんな早い時期から歯磨きをする必要がないように思うかもしれません。
しかし早い段階で歯磨きをはじめることで、成犬になってからも歯磨きに対する抵抗が少なくなり、お口ケアがしやすくなるというメリットがあるんです。
「子犬の歯磨きで気をつけること」
子犬の歯磨きの目的は、あくまでも歯磨きの練習と習慣つくりです。
そのため子犬の歯磨きをするときは、子犬とのスキンシップの一つだと思い、子犬が嫌がらない程度に行うことが重要です。
もしも子犬の時期に、歯磨きに対する嫌な思い出ができると、歯磨きをさせてくれなくなってしまうので注意が必要です。
犬の歯磨き【嫌がる・させてくれない原因・対処法】
愛犬が歯磨きを嫌がる・させてくれない場合の原因の一つはストレスです。
もともとワンちゃんは、口の周りを触られるのを嫌がります。
さらに口の中に歯ブラシを入れるという行為は、小さいからの習慣がなければ愛犬にとって大きなストレスになってしまいます。
「歯磨きを嫌がる・させてくれないときの対処法」
歯磨きは、生後3ヶ月以降の早い段階からはじめるのが大切なのはわかりました。
しかし小さいからころからの歯磨きの習慣がなく、歯磨きを嫌がる・させてくれないワンちゃんもいます。
そういった場合には、ムリに歯磨きを行うのではなく、徐々に歯磨きの習慣に慣れていってもらう必要があります。
歯磨きの習慣というのは、今日明日ですぐに身につくものではありません。
嫌がったらすぐにやめてまた明日チャレンジする、というように気長に行っていく必要があります。
その場合は歯磨き以外の方法でも、愛犬のお口ケアをしてあげることが大切です。
その一つの方法が、お口ケアサプリの活用です。
犬の歯磨き【お口ケアサプリを活用する】
愛犬のためのお口ケアサプリには、さまざまなものがあります。
ここではその中でもとくに、オススメしたいお口ケアサプリをご紹介したいと思います。
「粉末をフードにかけるだけでお口ケアができる、このこのふりかけ 」
このこのふりかけは、歯磨きが嫌いな愛犬でもムリせずお口のケアができるサプリです。
そんなこのこのふりかけは、お口の汚れ・お口のニオイ・お口の健康がケアできる自然由来の原料のみを使用しています。
また愛犬がおいしくお口ケアができるように、ボーロのような優しい味に仕上げられているんです。
このこのふりかけを実際に利用した人の口コミや悪評
実際、このこのふりかけを利用している人からは、利用してよかったという多くの声を聞くことができました。
「デンタルジェルでムリせずお口ケアができる、ドクターワンデル」
ドクターワンデルは、歯磨きが嫌いな愛犬でもムリせずお口ケアができるデンタルジェルです。
そんなドクターワンデルは、お口の汚れ・お口のニオイ・お口の健康がケアができる5つのこだわり成分が配合されていて、ただ愛犬に舐めてもらうだけでお口ケアができます。
また原材料の一つには、ヒトの歯科医療分野での治療で用いられるなど、高い安全性を実現したヒト幹細胞培養液が配合されているんです。
ドクターワンデルを実際に利用したヒトの口コミや悪評
実際、ドクターワンデルを利用している人からは、利用してよかったという多くの声を聞くことができました。
「お口の乳酸菌であるブリスK12が配合された、ラブリービー」
ラブリービーは、虫歯になりづらいヒトの口の中で発見されたブリスK12が配合されたお口ケアサプリです。
そんなブリスK12は、愛犬の歯と歯の隙間をぬって口の中に長く留まることで、愛犬の口と歯の健康を守ってくれるんです。
また原材料では、自然由来の無添加成分だけにこだわってつくられているため、愛犬に安心して与えることができます。
ラブリービーを実際に利用したヒトの口コミや悪評
実際、ラブリービーを利用している人からは、利用してよかったという多くの声を聞くことができました。
犬の歯磨き【嫌がる場合の歯磨きのやり方は?】
ここまで歯磨きが嫌いな愛犬のための、お口ケアサプリをご紹介してきました。
とはいえ愛犬のお口の健康を守ってあげるためには、お口ケアサプリだけでなく飼い主の手で歯を磨いてあげることも大切です。
そこでここからは、歯磨きを嫌がる場合の対処法をご紹介していきます。
「歯を触れることに慣れてもらう」
歯磨きが嫌いが愛犬に対しては、まずは歯を触れることに、慣れてもらうところからはじめていきます。
初級に慣れてきたら中級にへ、中級に慣れてきたら上級にチャレンジしていきます。
そもそもワンちゃんは口を触れるのが苦手なので、ムリをせずに徐々に慣らしていきましょう。
初級
初級では、指で歯に触れるところからはじめます。
とはいえいきなり歯を触ろうとすると愛犬が驚いてしまうので、ドッグフードなどを使い気をそらした状態で行ってあげます。
- 握った手の中にドッグフードを入れて、愛犬に食べさせてあげます。
- 次に愛犬がドッグフードに夢中になっている隙に、反対の手で口や歯などを優しく触ります。
中級
握った手の中にドッグフードを入れるところまでは同じですが、中級ではドッグフードを食べさせずに「待て」をします。
- 待っている間に、反対の手で唇をめくり歯が見えるようにします。
*唇をめくるときは、奥歯から優しく持ち上げるようにします。 - 2ができたら、ご褒美としてドッグフードをあげて褒めてあげます。
上級編
上級では、いよいよ歯ブラシを使っていきます。
- 握った手の中にドッグフードを入れて、同じ手には歯ブラシを持ちます。
- まずはドッグフードをあげて、そのまま歯ブラシで歯や口に触れます。
*このとき愛犬が嫌がったらすぐにやめて、翌日に再チャレンジします。 - 歯や口に触れることができたら、ご褒美としてドッグフードをあげて褒めてあげます。
犬の歯磨き【歯ブラシの方法やコツ】
歯ブラシで歯や口に触れることに慣れたら、いよいよ本格的な歯ブラシを行っていきます。
人間用の歯ブラシでも大丈夫ですが、できれば犬用の歯ブラシを用意します。
歯ブラシを使用するときは、摩擦を軽減するために水でよく濡らしてから歯磨きを行います。
歯ブラシの握り方は、大型犬の場合はしっかり握る、小型犬の場合はペングリップで握るようにします。
歯磨きの方法はさまざまありますが、ここでは2種類の方法をご紹介します。
「スラビング法」
スランビング法は、歯に対して直角に歯ブラシをあてる方法です。
歯を磨くときは力を入れすぎずに、できるだけ小刻みに動かします。
また歯と歯の間に毛先を押し込むように磨くと汚れが落ちやすくなります。
「バズ法」
バズ法は、歯に対して45度の角度で歯ブラシをあてる方法です。
歯の磨き方は、スランビング法と同じになります。
小さいかけらであれば、そのまま飲み込んでしまうため、歯が汚れる心配はありません。
「歯ブラシの順番」
愛犬の歯ブラシを行うときは歯垢が一番つきやすい、上顎第4前臼歯と下顎第1後臼歯から磨いていくようにします。
この2本は肉を噛み砕くための大切な歯になるので、より優しく注意して磨くことが大切です。
歯磨きに慣れるまでには、長い時間が必要になりるので、焦らずゆっくりと進めていきましょう。
「奥歯・歯の内側の汚れを落とすコツ」
奥歯の汚れを落とすためには、しっかりと口をあけてもらう必要があります。
口をあける場合は、上顎の左右の犬歯の後ろに指を入れると口があきやすくなります。
なんの抵抗もなく口を開けさせてくれればいいのですが、口を開けるのを嫌がる場合は、フレーバー付きの歯磨きを利用すると口を開けてくれやすくなります。
ムリに口をあけようとすると、歯磨きをさせてくれなくなってしまうのでやめましょう。
とはいえ歯の内側は、それほど歯石がつかない場所なので、まずは表面の汚れをしっかりととってあげるのが大切です。
「歯ブラシを嫌がる場合は、ガーゼや歯磨きシートを利用する」
歯ブラシを嫌がる場合は、まずはガーゼや歯磨きシートなどを使って歯磨きに慣れてもらいます。
ガーゼを使用する場合は、乾燥していると摩擦で痛い思いをしてしまう危険があるため、ぬるま湯で湿らせてから歯を優しくこすります。
犬の歯磨き【回数・頻度・タイミングは?】
歯周病の予防・歯磨きを習慣化するためにも、毎日行うことが理想です。
毎日といってもすべての歯を磨く必要はありません。
今日は上の歯、明日は下の歯というように、部分ごとに歯磨きを行っていけば大丈夫です。
「歯垢が歯石の原因になる」
実は歯の表面に付着した歯垢は細菌の塊で、これが歯肉炎や歯周病の原因になるんです。
また歯垢は、3〜5日程度で歯石に変わってしまうと言われているため、最低でも4日に1回は口腔ケアを行い歯垢を取り除いてあげる必要があります。
犬の歯磨き【まとめ】
とはいえ子犬の頃から歯を磨く習慣がないと、歯磨きを習慣化するのには大変な時間が必要になります。
ムリせず歯磨き習慣をつくるためにも、お口ケアサプリを併用して上手に愛犬のお口ケアを行っていきましょう。
犬の歯磨き【補足(歯周病が重症化したときにみられる症状)】
補足として、歯周病が重症化したときに見られる症状についてご紹介します。
口腔鼻腔瘻 | 鼻と口がつながってしまうもので、症状としてくしゃみや鼻水などの症状が長く続きます |
眼窩下膿瘍 | 上顎第4前臼歯と下顎第1後臼歯の根尖の化膿病変が原因となるもので、眼の下が急に腫れ膿がでてくることがあります |
下顎骨折 | 歯周病が重症化することで骨が溶かされて起こるもので、最悪の場合顎が折れてしまいます |