看護師として多くのお宅に訪問する中で、ペットちゃんに関する多くの質問を受ける機会がありました。
そういった質問に答えることができるように、多くの書籍を読んだり、知り合いの獣医さんの話を実際に聞くことで知識・経験を深めてきました。
one’s LIFEでは私がこれまで培ってきた知識・経験を元に、ペットちゃんが少しでも幸せに暮らすことができるための情報をご紹介していきます。
うさぎは、人間に比べてはるかに寿命が短く、体調を崩しやすい生き物です。
とくに、シニア期になると、体調を崩しやすくなったり、病気になりやすくなってしまいます。
そこでこの記事では、シニア期になったうさぎがなりやすい病気やその対処法、最期の過ごし方や、もしものときにオススメしたい葬儀社をご紹介したいと思います。
目次
うさぎ【寿命は?】
うさぎの寿命は、人間と比べてとても短く、約8年と言われています。
とくに、シニア期のうさぎは、老化現象によりこれまでなかった変化が徐々に現れてきます。
うさぎ | 人間 |
3ヶ月 | 7歳 |
6ヶ月 | 13歳 |
1歳 | 20歳 |
5歳(シニア期) | 46歳 |
8歳 | 64歳 |
*個体差があるため、すべてのうさぎに当てはまるわけではありません。
うさぎの寿命【シニア期の特徴】
シニア期のうさぎには、以下のようなことが起こります。
- 筋力の低下
- 歯の衰え
- 味覚の変化
- 視覚や聴覚、嗅覚の衰え
シニア期のうさぎ「筋力の低下」
筋力が低下してくると、以下のようなことが起こります。
- ちょっとした段差でつまずいてしまう
- 段差を登れなくなる
- 動くことが億劫になる
シニア期のうさぎ「歯の衰え・味覚の変化」
歯の衰えや、味覚が変化してくると、以下のようなことが起こります。
- これまで食べていた牧草や、ペレットを食べなくなってしまう
- 硬いものを食べなくなってしまう
うさぎの寿命【毎日の健康チェック】
シニア期に突入したうさぎには、今まで以上に気を配り、些細なサインに気づいてあげる必要があります。
健康チェックでは、以下のようなことを観察します。
- 食事量
- 動きの変化
- 耳の異常
- しこりや腫れの有無
- 尿や便の状態
これらの健康チェックを毎日続けることで、不調のサインに気づきやすくなります。
病気を早期発見・早期治療をするためにも、最低でも年に1回は病院での健康診断を受けさせてあげましょう。
うさぎの健康チェック「食事量が減った」
食事量が減る原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 胃腸障害による食欲不振、腹痛、下痢
- 不正咬合(噛み合わせが悪い)の疑い
- 運動不足による胃腸の動きの低下
うさぎの健康チェック「動きの変化」
動かなくなってしまったり、バランスがとれなくなってしまう原因としては、以下のようなことが考えられます。
動かなくなってしまった
- 骨折
- 胃腸障害による腹痛
- その他、体の不調や痛み
バランスがとれない
- 斜頸
- 耳や脳の異常
うさぎの健康チェック「耳の異常」
頻繁に耳を動かす、頭を振るという原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 蒸れ
- ダニ
- 細菌
耳の中が乾燥したり耳垢が溜まっている場合は、ダニが増殖している危険があります。
また、耳が垂れているうさぎの場合は、耳の中が蒸れやすく耳の炎症を起こすリスクが高まります。
うさぎの健康チェック「しこりや腫れ」
しこりや腫れがある原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 膿瘍
- 良性腫瘍
- 悪性腫瘍
悪性腫瘍のリスクは、年齢とともに上がっていきます。
また腫瘍は、顔の周りにできやすく、顔が腫れた状態になるのが特徴です。
うさぎの健康チェック「尿の状態」
尿の異常は、生死に関わることがあるため、注意深く観察する必要があります。
尿の異常を見つけるためには、おしっこの量と回数、色を観察します。
尿が半日以上でていない場合
尿が半日以上でていない場合は、尿管結石などで尿道が塞がれている危険があるため、すぐに病院に連れて行く必要があります。
尿がでていない状態を放置しておくと、1日半で亡くなってしまうこともあるので注意が必要です。
尿が大量に出る、赤い尿が出る場合
おしっこが大量に出る場合は、腎臓機能が低下している可能性があります。
赤い尿(血尿)が出る場合は、子宮の病気の可能性があるので注意が必要です。
うさぎの健康チェック「便の状態」
便の状態を観察するときは、健康時の便の色や大きさ、量・回数、性状を見るようにしましょう。
便の異常が出る原因は、主に胃腸の機能が低下したときで、便秘や下痢などの症状が現れます。
うさぎの寿命【なりやすい病気】
シニア期に突入したうさぎは、これまで以上に病気のリスクに晒されることになってしまいます。
そのため、毎日の健康チェックを行い、些細なサインから病気の可能性を見つけることが重要になります。
うさぎの病気「胃腸のうっ滞」
胃腸のうっ滞を引き起こすと、胃腸の機能が低下するため、以下のような症状が現れます。
これらの症状の中には、命に関わるものもあるため毎日の食事量や便の状態を観察して、異常の早期発見に努めましょう。
下痢・便秘 | 腸閉塞 | 毛球症 | 鼓腸症 |
- 腸閉塞:飲み込んだ毛が毛玉となり、腸を塞いでしまう
- 毛球症:飲み込んだ毛が胃の中で毛玉となり、胃の出口を塞いでしまう
- 鼓腸症:胃腸にガスが溜まってしまう
胃腸のうっ滞「対処法」
胃腸のうっ滞を防ぐ方法としては、以下のような方法があります。
- 食物繊維の豊富な食事を与える
- お腹をマッサージして胃腸の動きを促進する(優しく円を描く)
うさぎの病気「噛み合わせのズレ」
噛み合わせのズレを引き起こす原因には、以下のようなことが考えられます。
- 食物繊維の不足
- 落下などによる外傷
- 頻繁にゲージを噛んでしまう
- 遺伝的なもの
うさぎは、食事の時に上下の歯を擦り合わせることで、常に伸び続けている(1ヶ月に1cm程度)歯を削り、正しい噛み合わせを保っています。
しかし、噛み合わせがずれてしまうと、歯を削ることができなくなり、歯が異常に伸びしてしまいます。
歯が異常に伸びしまうと、以下のような弊害が現れてしまいます。
- 食事がうまくできなくなくなる
- 口の中を傷つけてしまう
噛み合わせのズレ「対処法」
うさぎの病気「腎臓機能の低下」
腎臓の働きが悪くなってくると、ぼうこう炎や尿路結石などの病気を引き起こすリスクが高くなります。
ぼうこう炎に関しては、基本的に注射や、のみ薬などで治療することができますが、尿路結石の場合は手術での治療が必要になります。
ぼうこう炎「予防法」
- しっかりと水分摂取する(体重1kg/100ml)
- 肥満防止
尿路結石「予防法」
- カルシウムが多い食べ物(小松菜や大根の葉、アルファルファなど)を与えない
うさぎの病気「皮膚炎・足底皮膚炎」
皮膚病でとくに多いのが、皮膚炎や足底皮膚炎です。
真菌性皮膚炎
皮膚炎には、カビが原因となる真菌性皮膚炎と、不正咬合などの病気が原因となる細菌性皮膚炎があります。
とくに、真菌性皮膚炎は、人間にもうつることがあるためすぐに病院に行って治療をする必要があります。
真菌性皮膚炎になる原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 不衛生な環境にいる
- 加齢やストレスなどによって免疫力が落ちている
真菌性皮膚炎になると、体からフケが出てきます。
足底皮膚炎
足底皮膚炎になってしまう原因には、以下のことが考えられます。
- 肥満
- 足の裏の毛が薄い
- 頻繁にスタンピンスをする(足をダンダンする)
- 足に負担がかかる住居環境
足底皮膚炎を予防するためには、住居環境を整えることが重要です。
- 頻繁にスタンピングをする場合は、弾力性のあるマットを敷いてあげる
- 足の裏の毛が薄い場合は、足裏を均等に使うことができるように目の細かいマットを敷いてあげる
うさぎの病気「結膜炎」
結膜炎の原因には、以下のことが考えられます。
- アンモニア
- パスツレラ菌
- 不正咬合
- 異物の混入
結膜炎になると、目ヤニが出る・涙が出る・目が充血するなどの症状が現れます。
これらの症状が現れた場合は、病院に行き適切な治療を行いましょう。
うさぎの病気「外耳炎」
外耳炎になってしまう主な原因は、耳ダニによるものです。
耳ダニに感染すると、ひどい痒みに襲われてしまいます。
また、耳ダニが増殖すると、炎症がおき外耳炎になってしまいます。
さらに外耳炎が進行すると、食欲不振による胃腸のうっ滞になってしまったり、最悪の場合、斜頸の原因にもなってしまいます。
また、耳ダニは感染力が強いため、うさぎを複数飼っている場合は、他のうさぎに感染してしまわないように注意する必要があります。
うさぎの病気【ペット保険】
うさぎは、人間と違い公的な保証制度がありません。
そのため、病気の状態によっては、数十万円という高額な費用がかかってしまうことがあります。
そのような時に備えて、ペット保険に加入することはとても大切なことです。
ペット保険「保険スクエアbang!ペット保険」
ペット保険には、多くのものがありますが、あなたにぴったりのペット保険を探すためには、複数の保険会社を比較検討することが重要です。
そこでオススメしたいのが「保険スクエアbang!ペット保険」です。
保険スクエアbang!ペット保険「申込み方法」
保険スクエアbang!ペット保険では、インターネットで簡単に、保険商品や保険会社の一括資料請求ができます。
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公式サイト」にアクセス
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うさぎの葬儀【最期の飼い方】
うさぎがシニア期に入ったら、最期をどこで過ごすかを考える必要があります。
最期の場所は、「自宅」か「病院」どちらかから選ぶことになります。
最期の飼い方「自宅」
自宅で最期を過ごす場合は、「急変時の対応」「亡くなった後の対応」を事前に決めておきましょう。
自宅で最期を過ごす場合、今まで通りの環境で見送ってあげることが大切です。
最期だからと、特別なことをしてしまうと、うさぎにストレスを与えるだけになってしまいます。
最期の飼い方「病院」
病院え最期を過ごす場合は、「どこまでの治療をするのか」「蘇生措置をするのか」を事前に決めておきましょう。
最期の飼い方「安楽死」
安楽死は決して悪いことではありません。
うさぎのことを第一に考えたとき、安楽死というのは、うさぎを苦痛から救ってあげる一つの方法になります。
うさぎの葬儀【亡くなるときの特徴】
うさぎが亡くなるときには、いくつかの特徴が現れます。
- 食べなくなる・水を飲まなくなる
- 心臓の働きが弱まり血圧が下がる
*口の粘膜が白くなる - いつもと違う呼吸になる(不安定な呼吸)
*早くて浅い呼吸や深くゆったりとした呼吸 - 頭を上げることができなくなる
*意識がなくなり昏睡状態になる
このような前兆が現れたら、死が近づいているサインです。
心の準備をして、静かに見送ってあげましょう。
うさぎの葬儀【安置方法】
うさぎが亡くなった後は、これまでの感謝の気持ちを込めて、遺体をキレイにし供養してあげます。
うさぎをキレイにしてあげたら、死後硬直がはじまる前に、箱に入れて安置してあげます。*死後硬直は数時間経過するとはじまる
箱を準備するときは、下から
- 新聞紙
- 保冷剤
- バスタオル
の順で敷き、最後にうさぎが好きだった副葬品を入れてあげます。
また、夏場の暑い時期は遺体が傷みやすいため、保冷剤は必須になります。
うさぎの葬儀【オススメの葬儀社】
葬儀を行う方法には、以下のような選択肢があります。
- 自宅での土葬
- 自治体
- 民間業者
土葬の場合は、腐敗臭の被害や、他の動物に荒らされることを防ぐために、1メートル以上の穴を掘る必要があります。
また自治体での火葬は、合同で行われることが多く、返骨をしてもらえない場合が多いです。
そのため、骨壷に納めてしっかりと供養したいと思っている場合は、民間の業者に依頼するのがベストな選択になります。
そこでオススメしたいのが「ペット葬儀110番」です。
うさぎの葬儀「ペット葬儀110番とは?」
ペット葬儀110番は、24時間365日対応してくれるペットの葬儀社です。
北海道から沖縄まで日本全国を対応しているため、どこに住んでいても依頼することができます。
ペット葬儀110番では、3つのプランからあなたの要望にあったものを選ぶことができます。
ペット葬儀110番「3つプラン」
- お引取り供養
- 個別火葬(一任)
- 個別火葬(立会)
お引取りは、費用と時間を抑えたい人にぴったりのプランです。
個別火葬は、返骨を希望している人や家族でお骨上げをしたい人にぴったりのプランです。
ペット葬儀110番「費用」
ペット葬儀110番の費用は、体重により細かく別れています。
2〜5kgのうさぎの場合は、以下の費用がかかります。
お引取り | 17,000円 |
個別火葬(一任) | 20,000円 |
個別火葬(立会) | 22,000円 |
ペット葬儀110番「申込み方法」
- 「公式サイト」へアクセス
- 電話での無料相談
- 火葬プランと体重から見積もりを出す(無料)
- 見積もりをなどを踏まえてじっくり検討
- お見積もりに問題なければ葬儀を依頼
- 引き取り日や火葬日の希望を伝える
- 指定の時間と場所にペット葬儀のプロが訪問
- 葬儀終了後、代金の支払いを行う
まとめ
とくに、シニア期になると、体調を崩しやすくなったり、病気になりやすくなってしまいます。
うさぎに最後まで快適に過ごしてもらうためにも、うさぎがなりやすい病気やその対処法、最期の過ごし方について事前に知っておくことが大切です。
https://oneslife-method.com/petfuneral110-reviews/