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トイレの失敗というのは、老犬の介護では避けては通れない道です。
しかし愛犬がなるべく快適に過ごすための方法や、飼い主であるあなたの介護負担を少なくする方法はあります。
この記事では、そんな愛犬のトイレの失敗について、愛犬と飼い主さんの負担が少しでも軽くなる方法をご紹介しています。
犬の介護疲れやストレスの対処法
介護というのは、終わりが見えない行為であるため、全力で行わず程よく力を抜いておこなうことが重要です。
なぜなら、終わりが見えない行為に全力で取り組んでいると、心身ともに疲弊して愛犬・飼い主どちらにとっても幸せとは言えない状況に陥ってしまうからです。
以下の記事では、愛犬の介護疲れやストレスの対処法や、家族関係を円満にする方法などをご紹介しています。
そちらもぜひ参考にしてください。
目次
老犬の介護【トイレを失敗する原因】
老犬がトレイを失敗するようになってしまうのは、膀胱の働きが弱くなってしまうからです。
膀胱の働きが弱くなってしまうと、膀胱内におしっこを十分にためることができなくなり、頻繁におしっこを催すようになってしまいます。
その結果、トイレまで我慢できずに途中でしてしまう、トイレに行くの面倒になりその場でしてしまうなど、トイレを失敗するようになってしまうんです。
頻繁にトイレを失敗するようになったら、一度、病院で診てもらうことをオススメします。
「トイレの工夫を行う」
トレイを失敗する回数が増えてきたら、トレイの場所をハウスに近づけてあげます。
このとき、いきなりトイレの位置を変えてしまうと、愛犬が混乱してしまうので少しずつトイレの位置を移動していきます。
老犬の介護【トイレのしつけを行う】
室外で飼っていた愛犬の場合、老化や病気などで歩くことが困難になってくる前に、室内でもトイレができるようにしつけをしていくことが大切です。
室内でトイレができる状態をつくっておけば、介護にかかる負担が格段に軽くなります。
とはいえトイレの習慣ができるまでには多くの時間が必要になるため、飼い主であるあなたの忍耐力が重要になります。
「しつけの方法」
- サークルにペットシーツをひきつめる
- サークル内に愛犬を入れトイレをするまで待つ
- トレイをしたら静かに褒めてあげる
- おやつを与えてサークル内でトイレをすることがいいことだと覚えさせる
そうはいってもいつもの違う環境で、なかなかトイレをしてくれないこともあるので根気強く気長に待ちます。
「うまくできなくても怒らない」
トイレの練習をするときには、うまくいかないことが多々ありますが、決して怒ってはいけません。
なぜなら愛犬は、トレイの練習に失敗したとは認識してくれないからです。
そしてうまくいかない度に、愛犬を怒ってしまうと以下のような悪循環に陥ってしまいます。
- 見えない場所でトイレをするようになってしまう
- 同じ場所で何度も失敗するようになってしまう
老犬の介護【オムツの利用を検討する】
頻繁にトイレを失敗するようになった、寝たきりになってしまい自力でトイレに行けなくなったなどの症状がみられるようになったら、オムツの利用を検討するのも一つの手です。
「オムツの選び方」
オムツを選ぶときに重要なのが、愛犬の体型にあったサイズを選ぶことです。
なぜなら愛犬にあったオムツを選んであげないと、皮膚が擦れてキズになってしまったり、オムツの隙間から尿が漏れてしまうからです。
また尿もれを防ぐために、医療用のテープでサイズの微調整をすることも重要です。
「オムツの使用方法」
オムツを使用するときは、いくつか大切なポイントがあります。
除毛をしてあげる
オムツを使用するときは、オムツが設置する面の除毛してあげます。
こうすることで、おしっこやウンチが毛につくことを防ぎ、オムツ交換の負担が大幅に減るんです。
長時間の使用を避ける
オムツを使用するときは、長時間の着用を避ける必要があります。
なぜならオムツ内のおしっこやウンチが皮膚に長時間ついていると、皮膚が炎症を起こす原因となってしまうからです。
さらに皮膚に傷がある場合は、そこから菌が侵入し傷が化膿してしまう恐れもあります。
定期的にオムツ交換をしてあげる
愛犬の皮膚トラブルを防ぐためにも、定期的にオムツ交換をしてあげることが重要です。
また毎日オムツを使用するのではなく、飼い主が不在の場合や夜の間だけ使用するなど、ポイントポイントで使用していくと皮膚への負担が減ります。
「寝たきりになってしまった場合」
愛犬が寝たきりになってしまった場合は、オムツではなくペットシートの利用を検討します。
その場合は、寝床となるところにペットシートを敷いてこまめに交換してあげます。
この場合も、下半身の除毛を行っておくと、介護の負担が大幅に減ります。
老犬の介護【おしっことウンチの変化】
おしっこやウンチの変化は、愛犬の体調と密接に関係しています。
いつもの違う変化を見つけたらすぐに獣医に相談することをオススメします。
「おしっこの変化」
回数が減る | いつもの同じ水分量でおしっこの回数が減るのは腎臓トラブルが原因のことがある |
色が赤い | 泌尿器や生殖器の出血や、中毒など全身性の疾患が原因のことがある |
濁っている | 粘液や細菌、多数の細胞が混ざっている状態で膀胱炎が原因のことがある |
ニオイが違う | いつもの尿とニオイが違う場合は、内臓の病気が原因のことがある |
「ウンチの変化」
色が赤い | 大腸からの出血が原因のことがある |
色が黒い | 胃や十二指腸などの消化上部からの出血が原因のことがある |
ニオイが違う | 腐ったニオイや酸っぱいニオイがする場合は腸に問題があることがある |
老犬の介護【まとめ】
しかし愛犬がなるべく快適に過ごすための方法や、飼い主であるあなたの介護負担を少なくする方法はあります。
お互いが快適に過ごすためにも、愛犬の状態にあった介護をしてあげましょう。
犬の介護疲れやストレスの対処法
介護というのは、終わりが見えない行為であるため、全力で行わず程よく力を抜いておこなうことが重要です。
なぜなら、終わりが見えない行為に全力で取り組んでいると、心身ともに疲弊して愛犬・飼い主どちらにとっても幸せとは言えない状況に陥ってしまうからです。
以下の記事では、愛犬の介護疲れやストレスの対処法や、家族関係を円満にする方法などをご紹介しています。
そちらもぜひ参考にしてください。